脈絡なくしゃべる57 ギリプラスが大事

高速道路とか、車通りの多い広い道路には、車線の中央に反射板が設置してあります。その反射板ですが、正面に風車のような物が付いているのをご存知でしょうか。実はあれ、反射板が車の排気ガスによって汚れてしまうのを防ぐために付いています。車が走り抜ける風を利用して、小さなモップがクルクルと回り、自分自身を掃除しています。初めはそんな物付いてなかったのですが、黒ずんですぐダメになってしまったので、なんとかしようという事で、後から付けられました。以来、長い間利用される事になりました。

この話で大事なのは、排気ガスで汚れるマイナス要素と、モップで掃除するプラスの要素の、どちらが大きいのかという事です。モップがちょっと掃除したところで、排気ガスで汚れるピードにはかなわない、なーんて事なら、またその内真っ黒になります。でも、ほんのちょっぴりでもモップの掃除するパワーの方が強ければ、この反射板はずっと使えます。紙一重の差です。こんなようなバトルは、日常生活の中でも意外と多く見られます。例えば、お金です。週1のコンビニバイトしかしてない人がいるとします。ほとんど毎日遊んでいるので、当然収支はマイナスです。いくら貯金があっても、そのまま生活を続けると、いつか破産します。そこで、週2回働くようにしたとします。収入は倍になり、遊んでお金を使う日が一日減りました。すると一週間の収支が、ギリギリプラスになりました。という事は、このままなら一応お金は少しずつ増えていく計算になります。このギリギリプラスが大事なんです!たとえ1ミリでも、傾きがプラスになってさえいれば、ずっと増加傾向です。続ければ無限大∞です。このギリギリプラスを、日常生活の中で増やしていけば、きっと生活が豊かになると思うんですよね!部屋が散らかっちゃってどうしようもない人なんかは、意識してみてください。大掃除なんてやったところで、どうせまたいつか汚れるんです。それより、今日出したゴミをちゃんとしまって、それとあと一個だけ、プラスアルファ片付けをしましょう。1日の成果はほんの少しでいいです。でもそれをずっと続けられれば、ゆくゆくは綺麗な部屋になります。地道な一歩が大事なのです。