だろう運転はダメ。かもしれない運転で行こう！って言うけど、ぶっちゃけ運転してる人のほぼ全員、だろう運転だよね。っていうか、ガチのかもしれない運転をしてる人なんて、いないと思う。
例えば交差点を右折するとき。かもしれない運転を実行しようとしたら、実はかなり色んな所を確認しなきゃなんない。
歩行者や自転車が来る可能性は、主に①〜④のパターンある。③は、事前に確認できるけど、①は対向車がいたらよく見えないし、②と④に関しては、交差点に差し掛からないと確認できない。
だから、対向車がいないからって、ロクに減速もせずにスーッと曲がっていく車があったら、それは②と④の可能性をまったく無視した運転って事になる。ま、一応それでも、横断歩道ギリギリ手前で止まれば、問題無いっちゃあ無い。
でもこれが、交通量の多い交差点なら、話は変わる。交差点の真ん中で一旦止まって、直進してくる対向車の合間をくぐって右折するわけだけど、その場合、行けるかなってめどを立てて、それから①〜④を確認しないとなんない。曲がる先くらいは見るだろうけど、④までちゃんと確認してる人なんて、見たことない。結局みんな、だろう運転をしてるってこったね。
でもそれも仕方ないというもの。今言ったように、ちゃんと安全運転しようと思ったら、右折一つとっても、かなり面倒くさい。そんなのが運転中ずっと続くんだから、まー、やってらんないよね。
だから、安全運転を完璧にやるんじゃなくて、その率を、人よりちょっと上げる事が大事。だって結局、交通事故が起きるかどうかって、運だから！
僕は安全運転する方だけど、つい確認を怠っちゃう時もある。それでも今まで事故を起こしてないのは、いつもそういう運転をしてるわけじゃないから。
もし僕がいつも横着な運転をする人だったら、今まで少なくとも１人は轢いてると思う。もし横着な運転をしたって、その日１日だけだったら、結構大丈夫なもん。でも、いつもそんな運転をしてたら、いつか必ず歩行者が来る時がくる。これから先、曲がった先に歩行者が一度もいない事なんて、それこそ絶対に無いから！！そのいつか歩行者がいた時、事なきを得るための、安全運転よ。
だろう運転をするのを悪とは言わない。でも、それで今日大丈夫だったからって、続けてると、必ず事故を起こすよって話。
