脈絡なくしゃべる10

私は  人と話す時、  正しく  会話のキャッチボールをする様、  心掛けています。  正しくと言っても、  会話に  正解があるわけでは  ありませんから、  ここでの正しくとは、  相手が  話した言葉の  一番肝の部分を  汲み取って、  それに沿った  返答をする  という意味です。  当たり前と言えば  当たり前なのですが、  TVを見ていると、  時々  そうじゃない場面を  見かける事があります。  例えば、  野球のヒーローインタビューにおいて


インタビュアーの
「最後の逆転ホームラン  素晴らしかったですね!  どういう気持ちで  バッターボックスに  立たれましたか?」
という  質問に対して、  選手
「はい!  苦しい一戦でしたけど、  最後は  もう思い切って、  振り抜きました!  ホント  応援してくれる  みなさんのおかげです!  ありがとうございます!!」
 
ってやりとりが  あるとします。  これは  会話的には、  ダメーーーーーー!!(トムブラウン風)です。  バッターボックスに  立った時の  気持ちを  聞かれてるのに、  選手は  振り抜いた時の心情と、  ファンへの感謝を  述べています。  質問と  返答が  噛み合っていないので、  これは、  正しく  会話出来ていないって  事になります。キャッチボールで言えば、  相手から  投げられたボールを  スルーして、  ポケットから取り出したボールを  相手に投げてるって  感じですね。  このインタビューに  正しく答えるとしたら、
「スコアビハインドで  苦しい状況でしたけど、  なんとかしたいという気持ちで  立ちました。」
です。
ファンへの感謝は  別に  あってもいいですが、  どうせ後で  インタビュアーが  聞いてくれるはずなので、  ここは  聞かれた事にだけ答えて、  とりあえず  ラリーを  続ける事が  大事ですね。
相手のボールを  無視しても  うまく会話が  成り立つケースも  ありますが、  それは  また別の記事で  書きます。  記事が  堅苦しくて  ダラダラしてきたので、  終わり!