脈絡なくしゃべる100 じゃなきゃいけない理由はなんだっ!

第100回よ。おっほっほー。

 

例えば、奥さんがいつも家事をしている家庭で、たまたま旦那さんが、今日は俺がやるよって言って、料理を作って、洗い物までしたとする。旦那さんは得意げだけど、奥さん的には、食器の位置がいつもと違ってたりして、ちょっとありがた迷惑みたいな気持ちになってしまった。

奥さん的には、①家事をやってくれた事自体は嬉しい。旦那さんの評価+3点②でも、食器の位置が違うから、評価-5点③っていうか今日だけじゃなくて普段からやってよ💢ってなって、評価−8点。

旦那さん、良かれと思ってやったのに、結果的に株が下がってしまった!悲しいね。

今回は、この奥さんの評価について、脈絡なくしゃべる。

 

①について。確かに、代わりにやってくれたら、自分はやらなくて済むし、それ自体はいい事。でも、そのお手伝いがその日だけなのが問題。いや、そもそもなんでこっちがやるのが当たり前になってるん?って考えが生まれる。そうすると、③のように、やってくれるんなら普段からやってくれって考えに行き着く。当然の流れよね。

母の日に、旦那と子供が全部やってくれたけど、次の日になったら1ミリもやらなかった。みたいな事が全国の各地で起きていると思われる。なんだか、母の日だから仕方なくやったみたいで、逆に母の日以外はお前がやれよと言われてるように感じてしまう。

そんなんなら、むしろ手伝ってくれない方が良かったとさえ思ってしまう。これ、実は全国のお母さんが思ってるんじゃないかな。

だから、旦那さんが奥さんの家事の負担を減らそうと思い立ったなら、それは継続的な行動として考えておかなくちゃいけなかった。その日やったくらいで感謝してもらおうだなんて、甘いぞっ。なのでこれは、旦那さんはマイナス評価を付けられても仕方ない。確かに悪いんだから。

 

では、評価②についてはどうだろう。食器の置く位置がいつもと違ってて、奥さん的にはしっくりこない。結局いつもの定位置に置き直す羽目になって、かえって手間が増えたじゃねーかコノヤロー!評価−5点だ!

んー、これは、僕はだけど、マイナス評価しちゃいけないと思うんだよね。だって、いつもの定位置じゃないと駄目っていうのは、奥さんの勝手なエゴだから。明らかに置く場所おかしいでしょってケースは除くとして、少し違うくらいなら別にいいでしょって。

人がこうやった。でも自分のやり方と違うって事は、何事においてもあると思う。仕事とかでもそう。新人に仕事を教えてやらせてみたけど、なんか違うやり方でやってた。

でもその時、自分とやり方が違うから駄目、ではなく、そのやり方を、一度真っさらな気持ちで分析して、問題があるかどうかで判断しなきゃいけないと思う。そのやり方だと、ここがこうなって危ないからアカンって。そこだけが問題だったなら、他の部分を修正する必要はないし、わざわざ自分色に染め上げる必要もない。むしろ部分的には、そのやり方の方が良いかもしれない。

これは僕が普段から心掛けている事なんだけど、

「じゃなきゃいけない理由はなんだ?」

って事。人は誰しもこだわりがあるもんだけど、それを人に押し付けるような事は、僕はしないようにしてる。

今回の件で言うと、旦那さんが食器を違う所に置いたって、別にいいじゃんね!それで何か駄目な理由があるなら、これこれこういう風で駄目って、ちゃんと旦那に分からせてあげないと。後でこそこそ修正するっていうのは、ホント良くない。なんの解決にもなんない。後で旦那さんが見たら、あ、直されてる。手伝うの、もう止めとこうってなる。そうなると、お互いわだかまりを抱えながら暮らす事になって、夫婦の距離が少し遠ざかってしまう。不毛過ぎ!!

旦那さん側にも奥さん側にも非はある。でもそれを自覚できないまま、知らない間にすれ違いが起きてしまっている。他人の心の機微を知るのは難しいことだけど、相手を慮って、一歩引いて考えてみたら、意外と気付けるかもしれない。